総費用 -万円
工期 180日
山梨県 | 〜KAI的すまいと〜(株)古屋製作所
県外にお住いのお客様が田舎暮らしのため古民家を購入され、建物をそのまま生かし風合いを保ちながら、生活形態は現代風の大きな間取りで使いやすく、設備も全て取り替えたいとのご希望でした。間取りを再設計し、古民家に住みながらも快適な住環境を目指す大胆なリノベーションを行いました。
建物のインスペクションを行ったところ地盤沈下や建物の老朽化が目立ちました。今の時代の耐震性・快適性、当時の風情・感受性を残すこの相反する時候を解決するため、スケルトン施工による曳家を選択しました。
古民家の趣をいっぱいに生かしながら現在の新しいさまざまなアイデアが取り入れられ、まことに快適で安らぎの空間を創りだしています。建築事務所はさぞかしご苦労されたことと思いますが、訪れるだれからも大変素敵といわれて大いに満足しています。
二階を支える建物角が大きく地盤沈下を起こしている影響で、漏水が激しく、また扉も開かない状態でした。しかし、この風情を残すのがお客様の想いでした。
使えるものは補修再生し残し、そこに現代のエッセンスを加えることにより、地域に溶け込みつつも風情ある外観に仕上がりました。
暗く、狭い台所です。ダイニングは廊下を通って別の部屋となります。
家族で料理と食事が楽しめる、ゆとりのダイニングキッチンとしました。木製の窓は断熱性を考慮して、全て二重サッシに取替えです。
客間と居間が連続する昔ながらの間取りです。
和室コーナーを付設したリビングとしました。この和室は障子を閉めて農作業の合間の昼寝に・・
隣の公園へ母屋を曳き、地盤調査補強計画の結果に沿った基礎を施工、元の場所へ戻してきます。
欄間は裏隣家への目隠しシェードに変身♪可動式にしました。千本格子の木扉ももちろん再利用。玄関の土間はこの家の土を使ってタタキにしています。
天井を見上げ、障子を眺め、畳に目を落とす。幼い頃の時候そのままの和室です。障子を開けるとそこには富士山が!そんな演出を施しました。
障子の光は、階段下のデットスペースを利用した千鳥パネルの造作収納に間接的に反射します。大きめの廊下開口は車椅子での利用も加味しています。
北に林を背負い、南東に水を囲う。夏に風を呼ぶ工夫が既存にされていました。建物だけではなく、敷地全体もお客様の住空間です。門扉や車庫、物置もトータルで考えていきます。
リフォームだからこそ設計を行います。「快適に過ごせますね」のお声を聞くための大事な過程です。
山梨県山梨市上石森275
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店舗リノベーション :古屋秀樹
内装外装リフォーム 担当:古屋秀樹
外構リフォーム
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