S様邸古民家再生工事 担当:灘先浩悦

総費用 1400万円

工期 100

リフォーム部位

  • 全面改装・増築
  • キッチン
  • 玄関
  • 浴室
  • 車庫まわり
  • その他

こだわりポイント

  • 防犯
  • バリアフリー
  • 介護
  • 自然素材
  • シックハウス対策
  • 省エネ
  • 高気密・高断熱
  • 耐震
  • 歴史的資産のある町並みに反しない意匠及び形態

このリフォームを対応した店舗

鳥取県 | 住宅再生工房マツヤ 株式会社松和建設

お店からひと言

明治元年登録の伝統的な日本家屋です。
時代の思い出を刻みながら時を経るほどに深みを増す古民家。
昔々の面影を残し、新しい空間に蘇らせることで歴史ある和空間を幻想的に演出することができました。

建物の種類 一戸建て 建築年数 147年 リフォーム面積 98m2
家族構成 親子(母、娘) 所在地 鳥取県米子市立町二丁目

お施主様の要望や条件

風呂場に行く度に下足に履き替える他、冬場は寒く不便を感じておられました。今後の加齢対策に段差がなく、温度差のない快適な環境に変えて欲しいとご要望され、リノベーションへと大胆な改修計画となりました。

プランニングの工夫

周辺地区が景観形成重点区域に指定されており、歴史的資産のある町並みに反しない意匠及び形態でなければならない条例が定められており、伝統的な職人の技で古民家の風格を主張させるように工夫しました。

キッチン気になる

キッチン

以前、寝室兼書斎として使われており、天井を撤去すると140年以上の歳月が育んだ豪快な構造部が現れました。予想以上の剛健な梁組でした。

キッチン

部屋の中がとても静かで暖かく快適な空間になり、隠してあった昔々の面影を再現し、みんなで料理を作りながら賑やかに食事する「つつまれる」感じのする趣ある新しい空間に変身しました。

玄関気になる

玄関

車庫のデッドスペースを利用して玄関ホールを造りました。来客者をお出迎えする際に、寒くならないようにビシッと区画しました。

玄関

珪藻土は調湿性能と脱臭性能に優れており、温度差のある玄関には最適です。左官職人の技で個性的な模様に仕上げました。そして豪華いいな梁組を見せ、玄関扉を開けると歴史を感じさせる雰囲気になりました。

浴室気になる

浴室

リフォームに至った一番のお悩みの「下足を履いていかなければならないお風呂場」を居室空間とドッキングします。台所を表通り側へと大胆に場所移動し、居室及び廊下から、直接行き来出来るようになりました。

浴室

多目的に使える可動棚を設けました。化粧品や洗剤などの他、衣服やタオルなどを仕分けしやすくできる便利なアイテムです。ランドリールームになり、物干場へ直接出入りできるように勝手口を設けました。

「つつまれる」感じのする安らげる空間に変身気になる

「つつまれる」感じのする安らげる空間に変身

テーブル感覚で楽しめるオープンスタイルにして、端から端まで隙間なくシステム収納を配置しました。古民家の雰囲気に溶け込んだように美しい木目が温もりを感じさせ、贅沢な心地良い空間になりました。

ビルトインガレージも京町家の雰囲気を感じさせる内観気になる

ビルトインガレージも京町家の雰囲気を感じさせる内観

時を経て深みが出た豪快な梁を洗い、壁は藁すさを特殊な塗料に混ぜて吹付け、荒壁風に仕上げました。土間はモルタルに黒い色粉を混ぜ、木鏝で荒く削るように押え、島石を敷き詰めた石畳風に仕上げました。

家族のくらしと家業を支えてきた神棚を備えた「中の間」気になる

家族のくらしと家業を支えてきた神棚を備えた「中の間」

区画することで、お正月の神飾は以前とは違う快適な環境で飾れます。神棚と高い吹抜けの天井をライトアップすると和紙を透かしたやわらかなあかりで歴史ある和空間を幻想的に演出することができました。

歴史ある古民家を主張する玄関気になる

歴史ある古民家を主張する玄関

玄関扉に柿渋調の板格子戸を採用し、上品に仕上りました。ここを中心に、ガレージ・DK・中の間へと続いており、出入り口の位置をずらすことで今迄のように中が見渡せないようになりました。

離れていたお風呂場を居室空間とドッキング気になる

離れていたお風呂場を居室空間とドッキング

床が繋がり、温度差もなく快適なお風呂場になりました。多目的に使える可動棚やハンガーパイプなど、物干し場へ直接出入り出来るように勝手口を設けました。浴室と脱衣室には冬場対策に暖房乾燥機を設けました。

明治元年登録の伝統的な日本家屋です。町家の特徴である、間口が狭く奥に長い間取りで部屋から浴室へ移動する度に下足に履き替えるほか、現代では当り前と言えるバリアフリー住宅とは言えない造りでした。

明治元年登録の伝統的な日本家屋です。町家の特徴である、間口が狭く奥に長い間取りで部屋から浴室へ移動する度に下足に履き替えるほか、現代では当り前と言えるバリアフリー住宅とは言えない造りでした。

昔の面影を残し、新しい空間に蘇らせることで家族の思い出を刻みながら末の代へ引き継いで行かれるように、そして200年後の未来までも末永く愛され続けていくようにリフォーム計画をご提案させて頂きました。

「お客様からの声」 市からの要請で水道管を取替える必要があったので、この際、寒いお風呂をどうにかしたいと、知人に紹介してもらいました。

「お客様からの声」
市からの要請で水道管を取替える必要があったので、この際、寒いお風呂をどうにかしたいと、知人に紹介してもらいました。

以前、古民家再生の現場を見学させていただいていたので安心してお任せしていましたが、こんなに暮らしが快適になって本当に感謝しています。

リフォームを対応した店舗

住宅再生工房マツヤ 株式会社松和建設

住宅再生工房マツヤ 株式会社松和建設

住宅再生工房マツヤ 株式会社松和建設

鳥取県米子市米原7−2−1

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