基本用語集は行
は
パーゴラ
住宅の軒先に設ける棚のことで、語源は「ぶどう棚」。
パース
建物の外観や内部を立体的に描いた透視図(Perspective)。完成予想図を描くのに用いられる。
パーテーション
部屋の仕切りや間仕切り壁。
媒介契約
宅地・建物の売買・交換や貸借のなかだちを、宅建業者に依頼する契約。
・一般媒介契約:依頼者は、複数の宅建業者に重ねて媒介を依頼できる。
・専任媒介契約:依頼者は、複数の宅建業者に重ねて媒介を依頼することができない。
ハイカロリーバーナー
コンロに組み込まれた火力の強いバーナー。
ハイサッシ
高さが天井近くまである大きなサッシ。
バスタブ
浴槽のこと。材質にはホーロー、ステンレス、人造大理石、FRP、タイル、木などがある。
バスサイズ
ユニットバスのサイズ(室内寸法)を示す数字。(例えば、1418バス=1400mm×1800mm)
ハッチ
キッチンとダイニングの間に設けられる配膳用の開口部など、両側から物の出し入れができる間仕切り。
パティオ
スペインの南部に多く見られる中庭。
パネル工法
床、壁、天井をパネルとしてあらかじめ工場で製造し、現場で組み合わせて建築する工法。
パネルヒーティング
床や天井などに埋め込んだパネルを加熱し、輻射(ふくしゃ)暖房する。
幅木(はばき)
床との継ぎ目にあたる壁の最下部に取り付ける横木。
破風(はふ)
和風建築で、切妻屋根や入母屋屋根の端に付けられた山形の部分、またはその形を作る板。
パラペット
建物の屋上などの外周部に設けられた低い壁。
梁(はり)
柱の上に渡し、屋根を支える構造材。2階床を支える「床梁」、小屋組みを支える「小屋梁」がある。
バリアフリー(Barrier Free)
障害者や高齢者などが生活する上で障壁(バリア)となる部分を取り除くこと。
バルコニー
2階以上の住戸の外壁から、外にせり出して作った屋根のない手すり付きの露台。
パントリー
食料品や食器を収納する食品庫。
ひ
ヒートショック
急激な温度差がひきおこす心臓まひ、脳溢血などのこと。
Pタイル
プラスチック原料で作った床用タイル。
火打ち材(ひうちざい)
木造建物で、直交する水平の部材に対して斜めに入れる補強材。
火打ち梁(ひうちばり)
梁(はり)、桁(けた)、大梁、小梁などの横架材の変形を補強する、縦横方向の接合部に入れる部材。
日影規制(ひかげきせい)
中高層建築物によって敷地に生じる日影を一定時間内に抑え、近隣の日照を確保する建築基準法上の規制。
光天井(ひかりてんじょう)
天井全面に乳白色のガラスやプラスチック板を張るか、光を通すルーバーで光源をカバーする照明方式。
引き戸
障子や襖のように、左右に引き動かして開け閉めを行う扉。
引き渡し
完成した建築物や売買契約が成立した建築物の所有権を工事請負業者または売主から建築主へ移転すること。
ピクチャーウインドウ
外の景色を見ることを目的として設置される、はめ殺し窓。
ピクチャーレール
額縁や書画を飾る際に、クギを打たなくてもすむよう、額縁などを吊るすフックを取り付けたレール。
1坪タイプ浴室
浴室の広さが1.8m×1.8mのサイズを1坪(約3.3m2)タイプという。
評価額
土地や建物にかかる固定資産税評価額を国が定めた固定資産評価基準に基づいて市町村が決定する。
表示登記
不動産の現況を明らかにするため、登記簿の表題部になされる登記。
ビルトイン
「作り付けの」「組み込まれている」という意味。収納家具や設備機器が一体化していることを指す。
広縁(ひろえん)
幅の広い縁側。
ピロティ
1階部分の、柱だけで構成された空間。
ふ
ファサード(façade・仏)
顔、正面、外観などの意味。建築物の正面外観を指す建築用語。装飾的な面や重要な面であれば背面や側面もファサードと呼ばれる。
一般に、道路側から見た時の建物の外観のことをいうので、建物の景観に重要な要素でもあり、エクステリア要素の門柱や門扉、塀などの外構えや植栽などが大きく影響する。さらに、エクステリアと建物の調和や街並みとの調和にも配慮し、まとまりのあるファサードを作ることが望まれる。
風致地区
都市の自然的な景観維持のために建築や宅地の造成などに基準を設け、都市計画法で特に定めた地域地区。
フーチング
建物の基礎にかかる荷重を分散するため、基部を幅広くしたもの。
フォーカルポイント(focal point)
注視点、目を引く点、焦点のことで、視線が集まる場所や視線を集めるために意図的に作られたポイントのこと。庭園に限らず建物の「床の間」や「暖炉」等もフォーカルポイントに当たる。
庭の計画をする時に、視線を集めたい場所に、彫像や置物、ベンチ、立水栓、鉢、樹形の良い樹木や草花などのフォーカルポイント(焦点)をつくることで、単調な空間にアクセントを添えることができ、庭全体の雰囲気をメリハリのある景観に作ることができる。
フォルム
形、形態。
吹抜け
2階以上の建物で、階をまたがって上下に連続している空間。
吹付けタイル
タイルのような光沢のある仕上がりにする、樹脂系の吹付け材。
腐朽菌
バクテリアやカビ類、キノコ類など、木材の腐食の原因となる菌類。
輻射暖房(ふくしゃだんぼう)
床や天井を加熱し、まわりへ放射する熱(輻射熱)によって快適な暖かさを得られる暖房。
複層ガラス
サッシにはめ込まれるガラスを2枚にして組み立てたもの。ペアガラスともいう。
袋地(ふくろじ)
他の土地に囲まれて、公の道路に出られない土地を指す。
不動産取得税
新しく不動産を取得した時に、1回だけかかる地方税。
不同沈下・不等沈下
地盤や建物の基礎が沈下をするために、建物にひびが入ったり、建物が傾いたりすること。
ブラケット
壁面に接するように取り付ける照明器具のこと。補助的な照明として使う。
プラスターボード
壁や天井の下地に使う材料。「石膏ボード」ともいう。
プレキャストコンクリート工法
工場であらかじめ、型に入れて整えたコンクリートパネルを製造し、現場で組み立てる工法。
プレゼンテーション(presentation)
設計者が施主に計画案を理解してもらうために、設計図面、コンセプト、イメージスケッチ、プレゼンボードなどを用いて分りやすく提示説明をすること。
プレハブ住宅(Prefabricated House)
工場であらかじめ、住宅またはその部材を製作しておき、それを現場で組み立てる住宅。
フローリング
木質系の床材。サクラ、ナラ、ブナなど広葉樹がよく使われる。
不陸(ふろく)
水平でないこと。「ふりく」ともいう。壁の凹凸、平らでないことなどに使われている。
文教地区
育や研究、文化活動をする上で、環境の悪化をもたらす施設を作らないよう規制する特別用途地区。
分電盤
電気の分岐回路を作る開閉器。漏電遮断器や配線用遮断器等が保守点検しやすいように納められている。
分筆(ぶんぴつ)
筆として登記されている土地を数筆に分けて登記すること。「一筆」とは土地の単位のこと。
へ
ベースフォーム
断熱性に優れたコンクリート用型枠。頑丈な基礎をつくり、作業の効率も良い。
ベイウインドウ
台形に張り出した出窓。
壁心(へきしん)
壁の中心線を結んで測った寸法。
壁体内結露
住宅構造壁の中で起こる結露。
ベタ基礎(べたきそ・べたぎそ)
構築物の底部のコンクリートがすき間なく連続し、基礎の底部が一枚の板状で、基礎の立上りだけでなく、底板一面が鉄筋コンクリートになっている基礎のこと。構築物の荷重を底板全体で受け止め、鉄筋コンクリート面全体で構築物を支える構造になっているため、地震や台風などの衝撃を効果的に地盤へ逃がすことができる。また、地面をコンクリートで覆うのでシロアリ被害の防止や、地面からの水蒸気を防ぐ効果もある。
ベランダ
住戸の外壁から外にせり出して作った露台。バルコニーとの厳密な差異はない。
ペンダントライト
コードやチェーンで天井から吊り下げる照明器具。
変動金利
民間金融機関で主に扱われる住宅ローンで、金融情勢の変化によって、返済途中で金利が変わるもの。
ほ
ボイドスラブ工法
床スラブに円筒状の穴をあけて中空にし、25~27.5cmくらいの厚さにする工法。
防火地域
市街地における火災の危険を防ぐために指定された都市計画法に基づく地域地区。
防蟻(ぼうぎ)
薬品の塗布など、木材に白蟻などの被害を防ぐ処理を施すこと。
防水パン
防水性の高い材料で作った排水口を持つ皿状の受け台。洗濯機を置くためなどに使用される。
ポーチ
建物の屋根とは別のひさしを持ち、玄関から張り出している出入り口。
ホームオートメーション
最新のエレクトロニクス技術を導入した家庭用管理システム。
ホームコントローラー
電気に関する集中制御装置。
ホームセキュリティ
エレクトロニクス技術によって火災やガス漏れ、盗難などから住まいを守る防犯システム。
掘り込み式駐車場
住宅の敷地が前面道路より1~3m高くなっている場合に、周囲をコンクリート等で固めて作った駐車場。
ホルムアルデヒド
住宅に使われる仕上げ材や下地材、接着剤等に含まれている、人体に有害な化学物質。